網膜剥離手術

小切開硝子体手術による日帰り網膜剥離治療を行っています。
硝子体手術は網膜剥離とそれに伴う裂孔、出血、硝子体混濁(飛蚊症)などをすべて改善できる根治手術です。

以前の硝子体手術は手術が2~3時間、場合によっては全身麻酔、手術の後は2週間の間ずっとうつぶせ状態で過ごすという過酷な手術でしたが、現在は切開創が小さくなり、機械の進歩により手術時間も短縮され、早期の回復が可能になりました。 

最新の小切開手術 以前の手術
手術時間 ○ 1時間前後 △ 2~3時間
うつ伏せ期間 ○ 3~5日間(就寝時のみ) × 2週間(24時間)
日帰り/入院 日帰り 入院
洗顔洗髪 ○ 2日目から可 △ 7~10日間は不可

下方から広がった網膜剥離

多発裂孔の網膜剥離

下方から広がった網膜剥離

手術が進歩したとはいえ、網膜剥離は治療を誤ると大きな視力低下を残す疾患です。
剥離の大きさにより手術時間やうつ伏せ期間も変わってきます。
治療が手遅れにならないよう、早急に手術が可能な体制をとっています。